8月の現状;滋賀編










俺は何でもすぐに忘れてしまうので、少しは書き残しておく。
久々になってしまったが別に興味を失った訳ではなくて、7月位からなんていうの、俺にしては休日にやたら予定が入っていて、まあそんなこんなで日々をこなしているうちにすっかり日記が停滞したというよくある話。義務じゃないからどうでもいいけど習慣には戻したい。誰が読むとかじゃなくて。申し訳ないけど読んでもらいたいなんてのも殆ど無い。これは戸惑う僕のダーイアリー。

7月の中旬、ほれもうタイトルの8月からずれてるが、7月の中旬に久々に大阪へ。久々の、仕事上がりでそのまま新幹線。大阪までの2時間で、仕事モードから徐々にトランスフォームする感じ。あー久しぶりの大阪。今年の誕生日は大阪の片田舎のお好み焼き屋でいつもの友人と一緒にいた。そこから3日間、大阪を起点に滋賀を巡る。滋賀の風景は良い。渋い。滋賀というと琵琶湖とひこにゃんくらいしか印象がないが、実際他には何もない。この何も無さ加減が徹底されていて素晴らしい。この何も無さの素晴らしさは説明しにくいが、俺はとにかく気取ったもんが苦手で、その対極にある詫びの境地。人の気を引こうという普遍的エロ心が枯れてたり、そもそもなかったり、おかしな方向へ伸びてしまっている感じ。脱臼レベルで肩の力が抜けきっている感じ。リラックスといえば聞こえはいいが諦念に近い。その枯れてくたびれた風景は、絵心のツボをぐいぐい押しまくる。何もこんなに晴れんでも、というくらい容赦ない日差し。何撮ってるかもよく解らない。カメラ、あとは任せた。

昼でも食おうと検索。割と近くに口コミ評価の高い洋食屋が。国道沿いにぽつんと建っているそれは老舗らしく、口コミ通り何人か行列ができている。期待できるじゃないの、なんて言いつつ入店。出てきた料理がくそまずい。そこから車中、2時間は笑った。俺が初めて一人暮らしして作ったオムライスよりまずいんだもの。

ある山寺を目指して。毎度お馴染みぐねぐねの山道。途中、狭いトンネル。降りて検証。これは駄目か?いや行けるだろ。先導して歩いてトンネルに入り、車幅を確認しながらもっと右、とかいいつつゆっくり進む。雨の後なのかトンネルの中は水滴が振りまくっていて、外の36度が信じられない程に冷えている。通り抜けて一安心。何も起きなかったがやたらに印象的な時間だった。

琵琶湖畔、西瓜を買って食らう。俺は西瓜が苦手なのだが夏とはそういうものだ、食う。俺の生き様見とけ。友人は俺が西瓜を食っているのが面白くて仕方がないらしい。何とか完食、そのまま米原で別れ、新幹線で東京へ。その辺りで大雨になって、何か西瓜で腹タプタプだし蒸し暑いしすっげえ雨で、意味が解らんなたまらんなと思いながら帰りの車中を寝た。