8月の現状;大阪編







7月中旬の滋賀の旅を終えて2週間後、会社の夏季休暇に入る。最初の2日間は東京にいて、部屋を掃除したり寝たりビール呑んだり。7/31、新幹線で大阪に移動。友人と合流しビール。何か珍しく酒ばっかだが良き人と呑む酒は本当にうまい。

さてここから2日間、久々の大阪滞在。この後、5日間の旅に続くんだが、同行する相棒が8/2まで仕事があるので、俺ひとりぽつねんと大阪に居た次第。大阪はクソ暑くそしてやたらに蝉が鳴いている。何処でもそうなんだろうが俺のいた2日間はそんなもんだった。

最近はあまり来れてなかったが俺の大阪への定着度はかなりのもんで、最早電車はほぼソラで乗れるし街の位置関係も大体解るし、連絡を取り合うレベルの友人は明らかに大阪の方が多い。大阪はあちこち歩き回るのに丁度いいサイズで、どこもごちゃごちゃしていて疲れはするが身の丈のままの街が多いので落ち着く。何より、俺はたこ焼きが大好きで、大阪のたこ焼きは何処で食っても本当にうまい。散歩する機会があれば、店で入って食べる様な昼食をあえて取らず、あちこち歩きながら適当にたこ焼きをつまみ歩くのがいい。店によって味は違うし焼き加減も違うんだが、どうして大阪のたこ焼きはどれもうまい。東京のスーパーのお総菜コーナーのなんてもう足元にも及ばない。まさにソウルフード。まあここまで書いといて、今回はあんまり食べる機会がなかったんだけどな。

さてそんな大阪の中でも一際好きな場所があって、それが鶴橋。大阪では焼き肉で有名な韓国人街。焼肉屋が沢山ある通りがあってそっちが人気なんだが、そこで働く人達の市場が高架下に広がっていて、ここのカオス感がたまらない。カメラが新しくなる度にここに来て撮っておきたいと思う様な場所。この日は結局昼位まで寝て、特に行きたい場所もなく、何となく市内に出て、結局鶴橋を散策するくらいに留まった。何処までも続く、ダンジョンの様な入り組んだ道。バスーン、という音と共に悪魔が現れてもそんなに不思議じゃない。交渉して仲魔にしたい。

滞在先は四条畷という、大阪市街から少し離れた、東京でいう八王子みたいなところ(といっても電車で20分程度で着くが)。帰路の途中、何となく数駅前で降りて歩いてみる。大阪の住宅地の普通の風景。東京だと、西武線界隈の感じ。こういう市井の風景、いいなあと思う。それにしても暑い。熊蝉が鳴き倒している。どこぞのガキが、死に際で地面に落ちた蝉を水鉄砲で撃っていた。撃たれる度にジジジジ!と暴れる蝉に、貴様抵抗する気か!とか言ってる。ははは。すまんね蝉、どうせほっといても1時間くらいで冥土だろう、子供に遊ばれてやってくれ。

最後歩いてきたら、偶然、駅前商店街の夏祭り。大阪のギャルは可愛い。的屋が天職みたいな彼女達。広場でおっさん達のハワイアンバンドが演奏していて、ベースのリズムが逸脱していて何ともいえないゆるーいグル−ヴ感。ははは。何かビールでも呑もうかな、なんて思ったりした、夏のこれといった事もしなかった短い大阪の日。