C列車でいこう





年明け早々財布を落とした。いつにも増して寝惚けた脳で仕事始めなどをして年始くらいは定時に近い時間で上がったのだが、その帰る途中で気付いた。思い返してみると昼には触った様な気もするがしかし自信がない。思えば朝から持ってなかった様な気もしてくるし、そもそも確実に持っているという自覚がなかったからこそ失くしたのであって、それが解ったところで出て来る訳でもなく、カードを止めたり何だの手続きをして、交番で遺失届けを出して、結局割とあっさりと俺はその事実を受け入れた。幸い現金はそんなに入ってなかったし、ヨドバシのポイントが沢山あったのが気がかりだったがこれも再発行で継続出来たし、結局失ったのは数千円とくたびれ始めてた財布自体だけだった気がする。そんな訳で不幸中の幸いだとか、もっと言うと”厄払い的な意味でナニカワルイコトと一緒に財布が亡くなってくれた”とかいうキャッチーなフレーズを脳が思いつくのだけど、一方そんなまとめ方でいいのだろうかという気がやんわりとしている。まあいずれにしても出てこないものは出てこないのでそこで心を摩耗しても仕方がないけど、受け入れすぎるのもどうかという話。

そんな感じで2012年も1週ほどが過ぎた。週末は吉祥寺に行って、あとは大体ごろごろしていた。すべき事もやりたい事もそれなりに沢山ある。それはとても幸福な事なのだろう。2012年1月9日深夜、赤貝