ハッピーアイスクリーム


五角形の事を考えている。
今日は特に何かきっかけがあった訳じゃないんだが自分の中での取っ掛かりの様なものを落っことしてしまった感があって、まあ勤めに出ている以上はそれなりにやらねばならん事だらけなのでいつもどおり過ごした訳だけど、漠然ともやもやした湿気の中にいる様な気分だった。こう書くとまるでナイーヴな感じだが実際のところはアハハと笑いながら日々は過ごさなければならない。身なりはそれなりにしなければならない。言葉使いも気にしなければならない。やらなければならない事は完了して報告までしなければならない。別にそんな事は至極当たり前の事で、特に何年か前に正規雇用になる時にも強く言われて出来る限り努めて守って過ごしているんだけど、そんなに特別な気合いが必要な事でもなく、ただ“ふつう”でいるというだけの事だ。それも含めて金が出ているし、実際色々な場面で色々な事がスムーズに進む、これはユニフォームの様なモノで着ていればそれだけで俺はそういう人になる。ネクタイとは正にそうして首にかけるシンボルではないか。
つまりは日々、突出した部分は引っ込め、足りない部分は引っ張ってでも平らにして、なるべく整った五角形であろうとしている。その有用性は認めた上で、だ。整った五角形でなくて良い場面では、なるべく自然でありたい。すると、やっぱりいびつな五角形になる。その時、ストレッチをした様に全身ボキボキ音がする。多少着れる様になってきたけどやはり押し着せは窮屈だ。
ちょっと話は逸れるんだが、少し前に五角形の喩えをして、自分の好きなものは何処かの角が突出してしまった様な五角形なんだなと書いていて気付いた。憧れの姿。非常に微妙なのでこんなざっくりの例え話で全てを網羅する様な表現は難しいけど、自分が好きなのは、いびつである事を目的にしてしまうのも何か違う。あるべき姿を追求した結果のいびつな五角形。憧れの姿でもある。ただ無謀であるのとも違うのだろう。なんか眠過ぎて何書いてるのか解らなくなってきたな。でもそんな状態の小汚い文章をここに吐き捨てておく。
明日、もう今日か、も早くに出て朝から電話をせねばならないし、色んな面倒に塗れて日銭を稼ぐいつもの整った1日だろう。フォー・セールはそれでいいけど、それだけじゃいけないんだよ。何言ってるか解らんな俺。解らんけどそういう事なんだよ寝る。寝る?寝る!真似するな!真似するな!ハッピーアイスクリーム。2012年2月9日深夜、赤貝