おまけの1日

今日は閏日との事で日記を書いておこうと思ったもののこれといって書くべき事も思い浮かばず、浮かばぬなら浮かばぬと書けばよいと思い直して更新をすなる。今日の、いや今日に限らんのだがこんな日記等は書く事にのみせいぜい意味があってそれ以上でもそれ以下でもなくて構わんのだ。何もなかった日などないとも思うが書くべき事がない日というのもまた存在する。
2月の最後にして閏日の今日、東京の西のほうは唐突に大雪に見舞われた。いつもは自転車なのだが流石に無理なので駅まで歩き、電車で最寄りまで、そこからバスで出社する。遅れやら何やらでいつもの倍以上かかってやっと到着。今日の空はとても暗く重たい気分を増長させた。別に沈む様な事など何もない、ただ乗り継ぎが面倒だなあと思いながら会社に向かっていただけだった。





ルチャドールになるために
猛練習を積んでいた少年が
トベレデベルサの失敗で短いその命を落としました

哀れに思った神様は少年に
おまけの1日をお与えになりました

おまけの1日、さりとてするべき事も無く何となく陽は暮れて
その夕日を見ながら少年は嗚呼僕の一生こそ、おまけのようなものだったなあ

と、思いました」
(『おまけの1日』/筋肉少女帯